立地条件とリノベ費用を考えること
賃貸リノベーションをお考えのオーナー様からのご依頼をいただきました。
自宅横の物件を購入し賃貸に出したいとのご相談。まず賃貸で募集する際に検討しないといけないのは立地条件に照らし合わせて賃料相場を調べることです。物件購入価格+リノベ代金を何年かけて回収していけるのかというシミュレーションしないとお金をかけてリノベーションする意味がありません。収益物件ではよく耳にする『利回り』をきちんと算出したうえで事業として取り組まなければなりません。
リノベーションは原状回復のみのリフォームとは違い、物件の性能を高めて付加価値を高めるものです。築年数が経って人気の下がっていた賃貸マンションが、リノベーションによって家賃を下げずに、入居希望が増加したケースも少なくありません。売却する場合にもリノベーションをして売りに出し築年数や立地条件を踏まえたうえでも高値で売却できた事例を何件か見てきました。
リノベーションにはある程度のコストがかかりますが、家賃が入らない期間が長くなるよりも、設備投資を行い空室にしない工夫で経営が安定するケースも多くあります。
こちらの物件が今回の案件。立地条件的には賃料大幅アップは期待できない駅からも遠い場所。なのであまりコストをかけずに➊やらなければならない修繕箇所❷やっておきたい改装箇所❸再利用できる箇所という具合に優先順位をランク付けしてからプランニングをすることになりました。画像でも明らかに修繕しないといけない箇所は外壁だとわかります。道路に壁が落下するような事故で通行人にケガをさせてしまったりしたら賠償金など多くの負担が課せられることになります。こちらの外壁修繕は必須ですが、足場を組んだり道路占用許可申請したりの上乗せコストがかってくるのでこの点も確認が必要です。
この条件をオーナ様と打ち合わせし、プランニングへと作業が進みます。
プランニングの内容や施工写真などは随時更新していきます。
その他賃貸リノベ工事の施工事例はコチラ↓↓↓
マンションの一室全面リフォーム ①
https://www.katsuhara-s.com/archives/18289
マンションの一室全面リフォーム ②
https://www.katsuhara-s.com/archives/18232